偏差値とは株価である | 受験について考える

偏差値とは株価である

中学受験、高校受験、大学受験。

 

どの受験でも受験生や保護者が一番気にするのは偏差値です。

 

世の中は往々にして偏差値の高い学校を良い学校(人気の学校)と見なしがちです。

 

でもそれは、学校選びの一面でしかありません。

 

私は偏差値とは株価に似ていると思います。

 

株価が上昇するときはどのような時でしょうか。

 

http://kabukiso.com/apply/change/upkabu.html

 

↑このサイトを参考にしました。この中で受験にも言えるポイントを抜粋します。

 

1.業績が好調である・・・これは中学受験・高校受験の場合は「大学合格実績」が上昇した時です。

特に東大が複数人出ると、一気に注目度が高まり、順次偏差値が上昇することがあります。

大学の場合、就職率が良くなったり、国家資格の合格率が高くなった時が挙げられます。

 

4.新製品の発表・新しい工場の建設など・・・学校で言えば、新しいコースやカリキュラムの新設、新校舎や交通アクセスの良好な場所に学校が移転した場合と似ています。他にも、新制服の発表や著名な校長の着任も挙げられるでしょう。

 

5.合併・買収・・・中高の場合、有名大学の付属校になると一気に偏差値が高くなることがあります。もちろん、大学合格実績に定評のある有名な学校法人に買収された場合も挙げられます。

 

6.割安株の修正・・・あまり注目されたいなかった学校が、実はよい教育をしていることが注目され、一気に偏差値が上昇することがあります。

 

以上の様に、偏差値と株価は非常によく似ていることが分かります。

 

ここで大切なことは、これらのことは全て「過去」を元に、値付けがされていることです。

 

だからこそ、偏差値だけでなく、その学校を自分の目で見て、

 

偏差値には表れない、未来の期待値について確認することが重要なのではないでしょうか。

 

それに、株価や偏差値といった数字になかなか表れない、重要な価値があります。

 

それは、そこにいる「人」です。

 

先生や、生徒。

 

この表情を見ずして、数字だけで学校を判断する危うさを、私は常日頃感じてきました。

 

偏差値は学校選びの軸の1つでしかありません。

 

2つめ、3つめ、4つめ、5つ目の軸を探されるべきだと思います。