学歴社会は本当なのか!?
今回は学歴社会について書きたいと思います。
結論から言えば、日本は学歴社会です。
これを証明するデータをどこから取り寄せれば良いか。
諸説あると思いますが、
東洋経済オンラインに掲載されている、
有名企業400社への実就職率。
こちらの表を見れば、日本が学歴社会なのは一目瞭然です。
http://toyokeizai.net/articles/-/187597?page=4
特に1位の一橋大学は58.9%。
10人中6人が有名企業に就職することになります。
その他、ランキング上位の大学には名だたる大学が連なります。
※「有名企業」400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、
知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んでいる。
とありますから、もちろんこれに含まれていない優良企業も数多くあります。
有名企業に入りたければ、有名大学の学歴を手に入れることは、
統計的には間違っていないことになります。
これには理由3つあると思います。
1つ目は、有名大学に入るためには、大学入試で厳しい入試をパスしなければならないからです。
ここで鍛えられた、知識、理解力(読解力)、忍耐力は企業に出ても役に立つわけです。
特に国立となれば文系・理系に関わらず、文理科目両方の勉強が必要であり、
それだけ幅広い知識教養を身につけているのです。
現にそういう学生を企業が絞って取りに行っていることも事実です。
2つ目は、卒業生の力です。有名大学出身のOB・OGは有名企業に数多く勤めていますから、
例えば部活に入っていれば、そういう先輩との交流がありますし、
大学によっては企業ごとのOB会を組織しているところもあります。
母校の学生はかわいいものですから、OB・OGが強力にバックアップをするのです。
3つ目は大学の雰囲気です。周りに有名企業を目指す同期がたくさんいれば、
お互いに感化され、情報交換も活発に行われます。
これは中高における志望校選びの雰囲気と似たものがあると思います。
そうです。学歴と言うのは、まだまだ強力な武器であることに間違いありません。
では、学歴を備えれば、本当にそれで安泰なのでしょうか?
それも違うと思います。
現に1位の一橋大学であっても、10人中4人は、有名企業400社には就職していません。
もちろん、官公庁を目指す人や、400社以外への就職もあるでしょうから、
この事がすべて悪いわけでは在りませんが、
私が思うのは、大学に入ってからも自己研鑽を積むことの大切さです。
要は、学生の本分である勉学に励むということです。
何故か。
それは、勉学に励み、学業をやり切った学生は、自信がつくからです。
自信のついた学生は、それが顔つきや話し方に表れます。
エントリーシート(就職活動で企業に出す自己紹介シート)に色々なことを、だらだら書くよりも、
本気で何かをやり切ったことが、バシッと書いてある方が、迫力があるものです。
さらに欲を言えば、本気で頑張ったものを、もうひとつ。いや2つ。いや3つ4つ・・・。
四兎くらい追うと言うことです。
これは、理系や資格系に比べ、余裕のある文系学部(特に社会科学系)ならなおさらでしょう。
勉学は基本中の基本。この他に、課外活動(通年の部活やボランティア)、アルバイト、さらに+α。
勉強以外に3つくらい「やり切った!」と思えるものを持てば、相当自信が付くと思います。
もちろん有名企業に内定することが目的で、いろんなことをやるのではありませんが、
どの企業も、沢山の事に真剣に打ち込んだ学生は魅力的に感じるものです。
結局何を言いたいのかと言うと、何かを手に入れるには、真剣に向き合うしかないということです。
裏ワザは無いのです。
ですから、受験も、大学生活も、何事にも、本気で取り組むことが必要なのだと思います。