総合商社と学校選びの共通点 | 受験について考える

総合商社と学校選びの共通点

最近読んだ本。



この本では、総合商社が潰れるとさえ言われながら、生き残るどころか、純利益を伸ばした理由について書かれています。

この理由はいくつかあると書かれているのですが、
私が着目したのは、総合商社が資源売買から事業投資にビジネスモデルを変えていったということです。

資源売買とは石油資源などの貿易。
事業投資とは例えば三菱商事がローソンを完全子会社にして、その運営を行い、収益を上げることです。

大事なのは「変えていった」と言うところ。別に全てのビジネスモデルを事業投資に変えたわけではないと言うことです。

様は時代に応じて変質しつつも、大事なものであれば、既存のビジネスモデルも残すと言うことです。要はバランスです。

かけ離れますが、これは中高業界も同じだと思います。
大学合格実績かそれとも教養教育か。これもバランスだと思います。
これ以外にも、時流の中で、アクティブラーニングとか英語教育とか、電子黒板の活用とか、学校はあらゆる事に対応を突きつけられています。

これらを取り入れつつも、今までの教育で生かせるところは生かし、バランスを取れるか。

逆にあまりにも戦略を大転換する学校には危うさを感じます。

学校の中には、まだ電子黒板を取り入れていませんが、人気を集める学校もあります。要は現場を見ながら、自校はどこを変えて、どこを変えないか。

例えば五大総合商社でも、ビジネスモデルにおける資源売買と事業投資の割合は様々です。

それぞれに良さがあるのです。

これと同じで、教育の中で何を打ち出すかは各学校で異なります。

〇〇が導入されていないから、この学校はダメという考えは、あまりにも短絡的だと思います。