志願者数はホンモノなのか。 | 受験について考える

志願者数はホンモノなのか。


今日はこちらのブログについて書きたいと思います。

このブログでも採用されていますが、
ちまたにある志願者数は、延べ人数でカウントされています。

延べの場合、1人が3学部受験すれば、志願者数は3でカウントされます。
しかも最近は同じ学部の中でも、全学部方式や何教科方式など、たくさんの試験機会があります。すると、志願者数は、1人が何度も受験エントリーすることで、どんどん膨れ上がっていくのです。

それどころか最近は、1回の試験で何学部もエントリー出来るものがあります。
これは、インターネット出願の広がりが原因です。
ポチッとすれば、出願登録ができ、しかも併願無料、割引とくれば、この傾向はさらに拍車がかかります。

もうこうなると、志願者数のランキングは実体をなさなくなってくるのです。

そこで、大切になってくるのが実志願者数。いわゆる、1人の人が同じ大学を複数出願しても志願者数は1とする算出方法です。

しかし、この開示についてはまだまだ大学が二の足を踏んでいます。
18歳人口が今年から下り坂になる中で、大学は見せかけの数字をつくるのではなく、実体のある数字を開示すべきだと思います。

これは以前に書いた大学合格実績でもそうですが、

大学やマスコミが出す数字を見て、ふーんそうなんだーと思うのでなく。その数字がどのように計算されたものかまで考えることが大切だと思います。